東北・宮城県で拝み屋を営む郷内心瞳が出会った怪談の数々。
聞きまとめた怪談ではなく、55話のドキュメンタリーに近いかな。これを読んで気づいたのは出会い系怪談より、収集系怪談が好きなんだなということです。「怪談狩り」とか「瞬殺怪談」とかです。オススメの収集系怪談あれば教えてください。
- 作者: 郷内心瞳
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2018/03/02
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
東北・宮城県で拝み屋を営む郷内心瞳が出会った怪談の数々。
聞きまとめた怪談ではなく、55話のドキュメンタリーに近いかな。これを読んで気づいたのは出会い系怪談より、収集系怪談が好きなんだなということです。「怪談狩り」とか「瞬殺怪談」とかです。オススメの収集系怪談あれば教えてください。
『万葉集』から『雨月物語』に至る日本の代表的古典14篇を、それぞれの専門家が解説する。
タイトルまま、とても優しくかつ専門家が解説する岩波ジュニア新書にふさわしい1冊。それぞれ切り口がまったく異なるのがまた面白い。万葉集を都市文芸と解説し、平家物語は成り立ち全般だし(一番面白かったかも)、膨大な源氏物語は突っ込んで書いてもらいたかったかな。10年前、20年前の自分が、古典関連を読むようになっているとは思わなかっただろう。時間と変化を感じさせてくれた令和最初の感想だ。
ミステリ国は名探偵だけで成り立っているのではなく、意外な犯人、重要な脇役、破天荒な探偵を支えるパートナーたちも住んでいる。作者でもある有栖川有栖が愛した人々を紹介する。
著者が日経新聞で連載していたものをまとめた本書。連載も読んでいたけど、kindle版がセールに入っていたので再読。喜怒哀楽、様々な感情に溢れた素晴らしいレビューで、実際に面白そうだと思った数冊を購入して読んでしまった。ガイドブックも色々あるけど、エッセイ感覚で読めるのでとても楽しい。絶版の冒険ものも少なからずあり、探すのもまたよし。平成最期の感想を書くのに、素晴らしい本にあたった。