シリーズ6作目須賀しのぶ『キル・ゾーン ― 赤と黒』。捕虜救出作戦は成功したものの、ラファエルを失い、「嘘」の真相を知らされたキャッスル。そしてゲリラ基地空爆は成功すると思われたが……。前巻から続いてシドー君とグッドリー女史の会話がもう……。幸せ…

原作未読だけど、店頭のデモで遊んだらキャラゲらしくないので買った『アイシールド21 MAX DEVILPOWER！』。タッチペンで遊べるFC版キャプテン翼みたいな試合形式で、アメフトがそんなに分かってなくても十分楽しい。パス・ラン・キックを使ってタッチダウン…

凄く面白いことをするなあと麻耶雄嵩『蛍』。だけど文章が追いついてないというような不器用さにイライラ。悪くはないんだけど、良さの本質がちゃんと出てませんよと。久しぶりに閉ざされた山荘ものでもあったせいか、何時もなら「はいはい内部だから」と読…

美少女文庫創刊の中から北都凛『転校生・麗子』。持ち前のスピード感は薄いけど、中身は意外と面白い。母が連れ込んだ男としているのを目撃するプロローブから、謎の転校生に憧れていくスポーツ少女……といった流れ。ミステリのようなミスディレクションもあ…

1冊目はマーケットプレイスでも変な値段になっていますが、こちらは1円からというのは納得がいかんというか。『キル・ゾーン』シリーズの番外編2冊目須賀しのぶ『ブルー・ブラッド ― 復讐編』。物語が展開と展開の谷間になるので、盛り下がり〜上がりといっ…

女流将棋漫画安藤慈朗・かとりまさる『しおんの王』が面白かった。 目の前で両親を殺された紫音は、犯人との対峙で声を失ってしまう。残された手掛かりはただ一つ、血に塗れた「王」の駒だけだった……。中学生に成長した少女は天才アマ棋士として名を出し、プ…

湊甚七『中華転身くるくる翠蓮』で93冊目。中華料理屋かつ変身しないヒロイン系の戦う母娘ものです。序盤は笑いありのコメディ調から中だるみしつつ、充実した後半へ。母娘ともに魅力がありつつ、もう少しグチャグチャになってもいいんじゃないかと思う。毒…

昭和58年6月の雛見沢村。オヤシロ様を祭る日、一人が死に、一人が消える雛見沢村連続怪死事件。その第7弾『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編』（製作・07th Storming Part）が期待を大きく上回っての衝撃作。伏線が一気に回収されて、特盛りのサービス展開。物…

『野性時代3月号 vol.28』で第一回青春文学大賞が『りはめより100倍恐ろしい』に決定。インタビューは面白いので立ち読みをお薦めします。候補作は全て読んでいたので受賞に納得していますが、守りに入った座談会にはガッカリ。「桜庭一樹×日向蓬」は桜庭一…

どうも読むに読めなかった西尾維新『ネコソギラジカル 下 青色サヴァンと戯言遣い』。大団円だったらそれでいいの？ みんなは満足なの？と思ってたけど、いいですね、大団円。物語は無駄に長く、テンポは単調で面白くはない。西尾ファンに合わせる顔もなく（…

献本としていただいた松倉すみ歩『ウリ専！ ♂が♂にカラダを売る仕事』。ありがとう御座います。男がオトコを買う新宿二丁目・高田馬場で、体を売るボーイとして働く7人へのインタビュー・ノンフィクション。ボーイとは何か〜な知識から、こんな客がいるんだ…