2008-01-10から1日間の記事一覧
美人双子姉妹を母とする財閥御曹司の隆史。彼の財産を狙う叔父の手に、双子は捕まってしまい……湊甚七『ミルキーツインズ ― ママは戦うメイドさん』。射乳の良さがどうしても分からなかったんだけど、女性版射精だと考えると納得した。過程があって「達する」…
ボルネオ島で死んだはずのラファエルが奇跡の帰還。しかし入れ替わるようにキャッスルは首都アクラへ……シリーズ7作目須賀しのぶ『罠 ― キル・ゾーン』。流血女神伝のプロットが最後までできていることに驚いたけど、このキル・ゾーンも最初から完成していた…
12歳が書いたミステリというわけで、孤島でピエロが人を爆破しまくる2時間サスペンス水田美意子『殺人ピエロの孤島同窓会』。ヤベー! って30人ぐらいが呆気なく死ぬのも久しぶりで、しかも意外な方法を連発されると楽しくなってくる。13歳だからというわけ…
久しぶりに泣きに泣いた平山瑞穂『忘れないと誓ったぼくがいた』。急に消えたり、無視したりする織部あずさに恋をした僕。日が経つにつれ、僕の目の前からいなくなる時間が長くなり、感情が薄くなっていく織部あずさだったけど……。人を食わない初期の浦賀和…
美少女文庫で正式なシリーズものってこれだけだったと思うんだけど(凄いよね)シリーズ3作目、アンソロ除いて著者10作目になる青橋由高『メイドなります! おしおき』。新キャラは、天才事業家で旅館の女将も兼ねる紗耶子さん。紗耶子の「メイドになりたい…
これでジュブナイルポルノ96冊目。わかつきひかる『テニス部プリンセス ― わがままな恋ドレイ』は、プロ・テニスに所属する超お嬢様・薔子の下僕になった男の子が、最終的には逆転しちゃう話。前作の『お姉さんはサンタクロース』が素晴らしく良くできた作品…
こんな記事でいいのかなあ? こんなタイトルでいいのかなあ? と悩みつつ、色々と参考にしていたけど米光一成『デジタルの夢でメシを食うためにボクらは!』が当にキタコレ! Webコンテンツやゲーム作家との対談ので、発想法やスタイルを訊いていく。詳しく…
再読になるオラフ・ステープルドン『シリウス』。表紙はあれですが内容は、人間同様の知能を授かった人工「超」超牧羊犬シリウスと、まるで双子のように育った人間プラクシーとの恋物語……ではなくて、回想録か手記とでもいうのかな。人であって人でなく、犬…
「ニュー・ウェーブ」とか「カウンター・カルチャー」とか苦手なSFがギッシリつまった中村融・山岸真(編)『20世紀SF 〈3〉 1960年代 ― 砂の檻』は、僕にとっての最大の山場だったのかも。終盤のR.ニーヴン『銀河のへ』、R.シルヴァーバーグ『太陽踊り』は…
硬めの髪の毛は美味しそうだし、瞳(目)が可愛いので満足な『アップルシード』。企業のプロモーション映像に物語を借りてきただけのような作品で、06年夏にアニメ化・映画続編製作決定という古い情報も楽しみにできるくらいは面白い。元設定を打ち壊すこと…