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千街晶之 週刊文春ミステリーレビュー2011-2016[国内編]名作を探せ!

週刊文春に掲載された6年分、140本のコラムをまとめた本書。「名作を探せ!」の副題がまさに相応しい。何が話題作だったかのチェックで手にしたけど、たくさん読み落としていた注目作があるんだなあと感じるばかり。麻見和史を知れたのは大きな収穫かも。早…

森博嗣 封印サイトは詩的私的手記 I Say Essay Everyday

森博嗣がwebに書いていた1999年の日記をまとめた本。どうして再読しているのか、我ながら理解できない。封印サイトは詩的私的手記 I Say Essay Everyday作者: 森博嗣出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2014/12/12メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る

早坂吝 虹の歯ブラシ 上木ライチ発散

援交女子高生探偵・上木ライチが再び登場。ラブホテルで監視カメラに残された殺人事件。密室で腕を切断された教祖。現場に残された遺体のカラーコピーなど、次々と奇想天外なトリックが明かされる短編集。『〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件』の早坂吝でした。それ…

白井智之 人間の顔は食べづらい

安全で新鮮な食料として“首のないクローン人間”が届く日本。クローン出荷施設で働く和志は、今日も間違いなく、死んだばかりのクローン人間の首を切断して出荷した。しかしある客に届いた商品には、処分したはずの首が入っていた⁉︎ 事件には奇天烈な探偵が参…

池上彰 知らないと恥をかく世界の大問題7 Gゼロ時代の新しい帝国主義

出張中に食事をしながらサクサク読める好きなシリーズで、2016年の世界動向をまとめた1冊。今のニュースを見るのに復習をかねて超利口。池上彰の意見はなくても、高い理想が垣間見えて、とても好き。知らないと恥をかく世界の大問題7 Gゼロ時代の新しい帝…

塩田武士 罪の声

父の遺品の中から見つかった、カセットテープと黒色のノート。そこには記憶にない幼少時代の自分の声が入っていた。それは31年前に未解決のまま終わった「ギン萬事件」で犯人が使用した音声だった。一方、大手新聞社文化部の記者は、特集記事の助っ人として…

池上彰 知らないと恥をかく世界の大問題6 21世紀の曲がり角。世界はどこへ向かうのか?

ちょっとした時間つぶしに読めて、今のニュースを見るのに復習をかねて超利口。2015年の世界動向をまとめた1冊。日本にとっては戦後70年。アメリカでは中間層の消滅を語り、次期大統領選を予想するも、トランプ(大統領)の名前はなし! 本当、どうなるかわか…

森博嗣 キシマ先生の静かな生活 The Silent World of Dr.Kishima

助手の地位に留まっているが、先生は素晴らしい人だ。研究にしか興味がない。そんな先生が計算機センターの事務員である沢村さんに恋をしてしまったようだ。まさか先生が人に興味をもつなんて。『まどろみ消去』に収録されていた名作をKindleで再読。初めて…

伊坂幸太郎 マリアビートル

東北新幹線に乗り合わせた、酒に溺れた元殺し屋の木村。大物の息子を連れて帰るコンビ、檸檬と蜜柑。悪魔が中学生に化けた王子。運のない殺し屋の天道虫。それぞれの目的が複雑に絡み合い、どう落とすか決められない殺し屋たち。上野から盛岡までのノンスト…

大鐘良一 小原健右 ドキュメント 宇宙飛行士選抜試験

2008年2月、10年ぶりに日本で宇宙飛行士の募集が、JAXAから発表された。史上最多の募集をかいくぐり残ったのは10名。それぞれの専門職の中でも優秀なベテランが残ったが、最終審査では意外な一面が表れる。選抜試験にNHKの取材班が密着した渾身のドキュメン…

森博嗣 封印再度 WHO INSIDE

仏像画家・香山林水が密室のアトリエで不可解な死を遂げた。実は50年前にも、林水の父である風采は家宝「天地の瓢」「無我の匣」を前に、同じように亡くなっていたのだ。パズルをきっかけに事件に関わった西之園萌絵と犀川創平だったが……。久しぶりに再読。…

黒木あるじ 全国怪談 オトリヨセ 恐怖大物産展

全国怪談2冊目。北海道から沖縄まで各都道府県にまつわる怪談を紹介。ホロリから廃墟、UFOもあって、幅広くて好きなシリーズなんだよなあ。大阪と岡山の舞台は実在するようなので行ってみたい。全国怪談 オトリヨセ 恐怖大物産展 (角川ホラー文庫)作者: 黒木…

麻耶雄嵩 貴族探偵

残された孫娘のために屋敷にやってきた婿候補の3人。離れで1人が殺されていると連絡があったので駆けつけると、3人が殺されていた「春の声」。首と両腕を切断されて殺されていた女には多くの目撃証言があったが、それでは誰も容疑者になり得ない「トリッチ・…

森博嗣 四季 春

天才科学者・真賀田四季、6歳。多くの人間がその才能を知っていたが、理解できたのは本人ただ1人。しかし体と時間は、彼女にとっては遅すぎた。子どもが生まれたので、真賀田四季みたいにならんものかと思い、久しぶりに再読。全力を出せない四季がもどかし…

森見登美彦 有頂天家族 二代目の帰朝

京都は天狗と人間と狸の共存によって成り立っている。下鴨神社の糺ノ森に住む名家の三男である下鴨矢三郎は、亡き父から教わった「面白きことは良きことなり」を口にしながら京都を歩く。英国より赤玉先生の後継、二代目が急遽帰還。京都の狸たちはてんてこ…

森博嗣 小説家という職業

森博嗣がどうして小説家になって、どのように計算して作品を出してきたのか。具体的な部数や売上を公表した本として話題になったな。妻が分娩台に乗ってから、腰を摩るまで時間はあるし、集中して本は読めないし、そうだ森博嗣の新書を読もう! となった。ち…

三上延 ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔

鎌倉で静かに店を開くビブリア古書堂。本狂いの店主と、読書に抵抗感のある俺は、今日もお客から奇妙な依頼を受ける。亡くなった男性には、家族に知らされなかった愛人がいた。彼女に残されたのは江戸川乱歩のコレクションと、特別に作られた金庫。その中に…

三上延 ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆

鎌倉で静かに店を開くビブリア古書堂。本狂いの店主と、本を読むのに抵抗がある俺は、今日もお客から奇妙な依頼を受ける。処分されてしまった本。タイトルも思い出せない子どものときに読んだ絵本。宮沢賢治……。キャラクターが魅力的で、本が謎の中心にあっ…

池上彰の親子で新聞を読む!

2012年に発売された小学生向けの現代社会の解説。 新聞を読む環境があることが良いんだろうな。池上彰の親子で新聞を読む!作者: 池上彰出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2013/02/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る

マーク・グリーニー 暗殺者グレイマン

人に溶け込み、その姿を巧妙に消すグレイマンと呼ばれる男がいる。元CIAの暗殺者ジェントリーは、ナイジェリアの大臣暗殺の帰路から一転、仲間たちに急襲される。大臣の兄である大統領が復讐を命じたのだ。世界から集まった賞金稼ぎのベテランチームがジェン…

恩田陸 蜜蜂と遠雷

芳ヶ江国際ピアノコンクールを制したものは、S国際ピアノコンクールでも優勝する。若いピアニストたちだけでなく、ベテラン審査員たちも認めるジンクスをもったコンクールに、稀に見る天才たちが集まる。著名なピアニストが推薦する、ピアノを持たない無名養…

米澤穂信 インシテミル

アルバイト情報誌に掲載された時給1120百円。誤植とも思われた高額の被験に応募し、選ばれた12人にはそれぞれの思惑があった。地下施設に収容された彼らに用意されていたものは、ミステリーのガジェットと殺人犯人当てゲームだった……。どストレートのミステ…

服部まゆみ レオナルドのユダ

まさに万能の天才。絵画、建築、医学、音楽を愛し、神に愛された心やさしき男レオナルド・ダ・ヴィンチ。貴族の跡取りでありながら弟子になり、画家の道を歩んだフランチェスコとその従者。レオナルドの絵に衝撃を受けながら才能を認めない人文学者パーオロ…

黒木あるじ 全国怪談 オトリヨセ

全国都道府県47の怪談を集めた1冊。怖い話はあんまり好きじゃないんだけど、Kindleだとショートショート感覚で読めちゃう。少しずつ地元色もあって、今まで読んだ怪談とは面白みがまた違う。 (角川ホラー文庫)" title="全国怪談 オトリヨセ (角川ホラー文庫)…

池上彰 知らないと恥をかく世界の大問題5 どうする世界のリーダー? 新たな東西冷戦

ちょっとした時間つぶしに読めて、社外の会合で「Kindle? 何を読んでるの?」とバレても上手に返せて超便利。2013年の世界動向をまとめた1冊。たった3年前では世界の主役たちは大きく変わっていないし、ロシアが強気で、アメリカはオバマ大統領が終盤で注目さ…

森見登美彦 有頂天家族

京都は天狗と人間と狸の共存によって成り立っている。下鴨神社・糺ノ森に住む名家・下鴨家の矢三郎は「面白きことは良きことなり」を口癖に、天狗の師匠に困り、麗しき女性に憧れ、狸鍋になった亡き父の誇りを胸に、今日も京都を駆け巡る。続編もアニメ化す…

冲方丁 オイレンシュピーゲル 合本版

近未来ウィーン。人種・文化・技術が集結する国際都市ミリオポリス。宗教、国家を狙うテロ事件が相次ぐ中、特技増強された少女たちが立ち向かう。彼女らは3人で一頭の犬。1人とて欠けることはできない。今年もシュピーゲル・シリーズ再読を進めておくかと思…

高橋和夫 中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌

中近東へ行くなら何か知っておきたいな。おっ、ちょうどセールでラッキーと購入したけど、追加でお金を払ってもいいほどの1冊だった。イランとサウジアラビアを中心に、この2カ国の何が大きく違うのかをしっかりと説明してくれるのでわかりやすい。宗派問題…

壇蜜 壇蜜日記

壇蜜の日常。撮影、収録。そして猫と魚とコンビニの日々。Kindleでセールに入ったし買ってみるか、の結果「今年最高の収穫」になりました。壇蜜日記、是非読んでください。淡々としつつ、人の目を気にしつつ、とても気持ちのいいリズムで生活が書かれている…

フェルディナント・フォン・シーラッハ カールの降誕祭

日本人女性に恋をしてしまったパン屋の主人。見本のような生活を送ってきた裁判官。没落する貴族としてプライド高い母に育てられたカール。シーラッハから、3つのクリスマス・プレゼント。そうそう、シーラッハはこういった作品が読みたかったんですよ。『犯…