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森博嗣 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?

チベット・ナクチュ特区にある聖地。神殿の地下、そこに眠っているもの。丘にある目覚めない遺跡。ウォーカロンメーカとの交渉を経て、ハギリはまた一歩、ヒトの意味を思考するが……。 森博嗣のWシリーズ全10巻、3巻はチベット編その2。森博嗣の書く宗教創造…

森博嗣 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

研究者のハギリは人口生体技術のシンポジウムに出席するため、チベットを訪れた。そこでは今でも子どもが生まれていた。生殖による人口増加が止まってしまった今、どうして子どもが存在するのか? 森博嗣のWシリーズ全10巻、2冊目でチベット編1。どんどん機…

平山夢明、他 瞬殺怪談 斬

1分以内で読める過去最恐怪談162話。平山夢明、我妻俊樹、伊計翼、宇津呂鹿太郎、小田イ輔、黒木あるじ、黒史郎、小原猛、神薫、つくね乱蔵、丸山政也の11名による共作。 トップスピードでビビらせにくる怪談界のF1こと瞬殺怪談ですが、今回も大変満足。たっ…

池上彰 はじめてのサイエンス

疑うところから始まる科学を、「物理」「医学」「地学」など6科目にわけて、その歴史とともに池上彰がわかりやすく解説する。 『おとなの教養』の続編。池上彰の本はもちろんいい本なんだけど、これにしても、他の著者の口当たりのいい本はあくまでも入門書…

中山市朗 怪談狩り 四季異聞録

怪異蒐集家・中山市朗の怪談集。四季折々に潜む恐怖を収録。 ちょっとした合間にKindleで怪談を読むのが好き。シリーズ安定の1作。怪談を読みたい人はこの『怪談狩り』シリーズからどうぞ。 怪談狩り 四季異聞録 (角川ホラー文庫)作者: 中山市朗出版社/メー…

森博嗣 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

人工細胞で作られた生命体「ウォーカロン」。人間と容易に識別ができない存在を巡り、研究者のハギリは巻き込まれていく。超長寿化社会で子孫を残さなくなったヒトの先とは。 森博嗣のWシリーズ全10巻、その1。完結したあと、朝日新聞の書評欄で紹介されてい…

乙一 かいじゅうタイムズ

乙一が2018年7月から10月までに西日本新聞に連載したエッセイ。全50回と書き下ろしを収録。 けっして明るくない青春時代を過ごした著者が地元への恩返しにと、高校の思いでや駅前のことをつらつらと書くエッセイ集。何より、同朋である不安を抱える人々に「…

森本あんり シリーズ・企業トップが学ぶリベラルアーツ 宗教国家アメリカのふしぎな論理

どうしてトランプ政権が誕生したのかを、アメリカキリスト教史から読み解く。なぜ勝ち組の論理がまかり通り、ポピュリズムが蔓延していくのか。世界の大国アメリカの深層を探る。 トランプ政権の誕生が現代アメリカの流行などではなく、アメリカ建国から続く…

18年度読んでよかった本

今年はこれがよかった!という俺ベスト(06年度)(07年度)(08年度)(09年度)(10年度)(11年度)(12年度)(13年度)(14年度)(15年度)(16年度)(17年度)。 70冊ほど読んだ2018年。この歳で整理整頓などの強烈なセルフマネジメントをした結果、…

ジョン・ヴァードン 数字を一つ思い浮かべろ

ある男に届いた手紙には、数字を思い浮かべろと書かれていた。もう一つの封筒にはその数字が! 男は古い友人である退職した刑事ガーニーに助けを求めた。しかし奇妙な脅迫は続き、事は最悪の事態に。殺されてしまった友人の周辺は、途切れた雪上の足跡など不…

中山市朗 怪談狩り 禍々しい家

中山市朗によるシリーズ第3弾。建物にまつわる怪談の数々。「新耳袋」で話題になった「山の牧場」の後日譚6話も収録。 実は怪談は寝しなに読むと怖くなったり、テンションがガタ落ちして寝れなくなるので、昼食時か、移動中に読んでいます。kindleならパッと…

R・D・ウィングフィールド クリスマスのフロスト

ロンドンから70マイル離れた田舎町のデントンは、いつもは静かな地域だった。しかしクリスマスを目前に、少女の失踪、銀行強盗もどきなど、様々な難題が立ち上がる。事件を対応することになったのはフロスト警部。仕事は滞り、机は何一つ片付かない。しかし…

壇蜜 壇蜜日記2

壇蜜の日常、2冊目。撮影、収録。天気は雨。猫と魚とコンビニの日々。 昨年Kindleのセールで購入したら「今年最高の収穫」になったシリーズ。2冊目も変わらず淡々と暮らし、人の目を気にしつつ、とても気持ちのいいリズムで書かれる生活。日々の合間に心地よ…

平山夢明、他 瞬殺怪談 刺

1分以内で読める実話怪談157話。我妻俊樹、伊計翼、小田イ輔、神薫、川奈まり子、黒木あるじ、黒史郎、鈴木呂亜、つくね乱蔵、丸山政也、真白圭、平山夢明が競作。 百物語系が好きで読んでいますが、本書はとてもシンプルで、だからこそ切れ味よく見える。巧…

早坂吝 誰も僕を裁けない

「援交探偵」上木らいち第3弾! 名門企業の社長から、メイドとして雇われた彼女だったが、そこは奇妙な館だった。またもや殺人事件が発生! 一方、資産家令嬢と出会った戸田公平は、一晩の出来事で逮捕されてしまう。絶対的な法の前に、彼は無罪を主張できる…

M・ヨート H・ローセンフェルト 犯罪心理捜査官セバスチャン

帰宅しない少年は、心臓をえぐり取られて発見された。猟奇的な事件に、国家刑事警察の殺人捜査特別班へ救援要請が出された。4人のプロチームに加わったのは、自信過剰で協調性ゼロのプロファイラー、セバスチャンだった。早々に片づくと思った事件は、意外な…

森史之助 労役でムショに行ってきた!

元新聞記者が飲酒運転のため逮捕。25万円の罰金を断り「それなら労役を務めて、観察してやろう」と踏み倒しが始まった。川越少年刑務所で過ごした50日間。 誰もが興味があって面白いジャンルなんだけど、それだけ。 労役でムショに行ってきた!作者: 森史之…

泰丘良玄 理工学部のお坊さんが教えてくれた、こころが晴れる禅ことば

日々是好日、喫茶去、天上天下唯我独尊など、どこかで聞いた見たことのある禅語の数々。理工学部出身の若手僧侶が優しく説く。 街角や、お店にかけてあるお軸が好きで読んだり見たりするんだけど、禅語も多いので参考書代わりに読んでみた。それぞれの言葉の…

デービッド・アトキンソン 新・観光立国論

短期移民である外国人観光客を利用し、日本の収入源を確保する! 観光資源をどのように整えていけば、日本は世界に誇れる観光立国になれるのか。2020年、東京オリンピックを審判の日として、それまでにするべきこととは。 観光地出張だったので読んでいたら…

加藤徹 漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか?

文字がまだなかった邪馬台国から、大陸文化を吸収した奈良時代へ。漢字の力に左右されながら時代を経て、近代化の中で継承できなくなってしまったものとは。漢字・漢文で見る日本史。 漢字・漢文を手にしたことで、世界中の人とコミュニケーションが取れ、ど…

若竹七海 悪いうさぎ

家出をした女子高生ミチルを戻すため、依頼を受けた女探偵・葉村晶。腹を刺され、足を痛めてなんとか応えたものの、次はミチルの友人が消えた。やがて見えてくる女子高生たちの危うい生活と、見せかけの家族関係。葉村は調査を続けるが……。 ヒトの苦い部分を…

池上冬樹 週刊文春ミステリーレビュー2011-2016[海外編]名作を探せ!

タイトルまま、週刊文春で連載されたミステリーレビュー集。意外と読み落としていたり、その時は引っかからなかった作品があることに気がつく。『暗殺者グレイマン』など、新しい出会いもあったので満足。この前の年代も出してほしい。国内編も合わせて是非…

森博嗣 ψの悲劇 The Tragedy of ψ

大学を引退してからも自宅で研究を続けていた、八田洋久博士。遺書ともとれる手紙を残し、失踪して一年が経った。博士と縁のある者たちが八田家へ集う中、島田文子と名乗る女性が現れる。書斎に残されたコンピュータから「ψの悲劇」と題された奇妙な小説を発…

中山市朗 怪談狩り 市朗百物語 赤い顔

怪談蒐集家・中山一朗の第2弾。ちょっとした合間にKindleで読んでいたので内容は忘れてしまったけど、怪談のシリーズはこれでいいと感じる怖さと面白さ。 怪談狩り 市朗百物語 赤い顔 (角川ホラー文庫)作者: 中山市朗出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発…

野澤道生 教科書一冊で解ける東大日本史

東京大学入試の日本史は、教科書の知識で解ける・提示された資料に過不足はない・日本史の本質を問う、内容になっている。市民講座で人気となった内容を書籍化。こういう新書って、賢くなったような優越感の刺激が気持ちいいよね。新書はおじさんをダメにす…

森博嗣 つぼやきのテリーヌ The cream of notes 2

森博嗣がクリアに思考し、クリーンな文章で綴る100の呟きとその補足の第2弾。著者の道筋をたどるような、今までの記述されてきたニュアンスを、なるほどと思いながら読んでしまう。森博嗣が今まで散々書いてきたことの再利用でもあるけど、日記がコラムにな…

又吉直樹 火花

駆け出しのお笑い芸人・徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い惹かれていく。師の伝記を描くことを使命に、徳永は2人の時間はどんどん増やしていった。しかし現実は厳しく、神谷は売れず、徳永は少しずつ知名度を上げていく。お笑いとは、本当の芸人とは。…

磯田道史 「司馬遼太郎」で学ぶ日本史

数々の歴史小説を書いてきた著者は、どのように日本史を見ていたのか。戦国時代の下克上から、明治維新。そして「鬼胎の時代」と呼んだ暗黒期とは、司馬遼太郎はどのようなに評価したのか。磯田道史が、司馬史観を通して解説する。まるで司馬遼太郎を読めば…

梓崎優 叫びと祈り

旅をする青年は、様々な出会いの中で、事件に巻き込まれる。砂漠のキャラバンを襲う連続殺人。風車小屋が並ぶ丘での推理合戦。列聖のひと夜に起こった奇跡。密林の集落で出会った惨劇……。久しぶりに読みたくなって再読。第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂…

千街晶之 週刊文春ミステリーレビュー2011-2016[国内編]名作を探せ!

週刊文春に掲載された6年分、140本のコラムをまとめた本書。「名作を探せ!」の副題がまさに相応しい。何が話題作だったかのチェックで手にしたけど、たくさん読み落としていた注目作があるんだなあと感じるばかり。麻見和史を知れたのは大きな収穫かも。早…