信玄死す。死から3年喪を秘せと命じられていたが、彼を天敵とする家康が噂を嗅ぎつけ、真相を探らせるために伊賀忍者9人を送り込んだ。しかし、答えに近づくためには真田忍者の双璧との死闘が待っていた。
- 作者: 山田風太郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/02/05
- メディア: 文庫
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物語としては、思っている以上にキレもなく、忍法も性的なのが多いですね。個人的には“戦うための”忍法を楽しみたいという気持ちがあります。しかし、そんな馬鹿忍法と思われようが、大きな秘策を動かすがための1つの手法になっているというのが凄いところ。なんだかんだと練られているのには呆気にとられます。
忍法帖長編はこれで7冊読んだのかな。絶版になって積んでいるのが6冊ほど。一時期の熱が冷めたように、久しぶりに読んだ印象があります。多分、エロに疲れたのではないだろうかと。「信玄忍法帖」でも疲れましたよ。エロエロエロ、そしてエロ。ノンストップエロ。今週のへヴィーロテーションエロ。
そう思えば、男根曝け出し忍法が存在しなかったのは「甲賀忍法帖」だけだったか……。