東京の方からお借りしました。ありがとう御座います。米澤穂信『クドリャフカの順番 ― 「十文字」事件』を読む。シリーズ前二作を面白いとは思いませんでしたが、ようやっと楽しく読めた。満腹にはなれなかったけど、学園小説として面白かったです(P290の書き方なんかが好きになれないんですよね。書いちゃえよ! って思うわけです)。最初から懸念していた解答パーツは、やっぱり魅力的じゃなかった。最終的にあそこまで引っ張るのなら、どうして犯人を含めた五人視点にしなかったのかが疑問、いや無理か。うーん、ミステリを読ませるための作品ではない、と言われたらそれまでですが。もう少しこう、直前で掻き立ててくれるものが欲しかったです。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/07
- メディア: 単行本
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