東京の方から借りていた、業田良家『自虐の詩』。酒を飲んではちゃぶ台をひっくり返す旦那と、それでも愛し続けることしかできない不幸な女、幸江。ただの悲しい夫婦を描いた四コマ漫画なのに、最後には妙な読後感を与える物語がある。超短編集を続けて読んでいたら、実は長篇になっていたような……、不幸なサザエさんみたいな話で、確かに「幸せな家族四コマ」に対する反発を描いたのかもしれないけど、こうくるか! と。これは本当に凄いですよ。絶賛や情報もなしに読めたのは凄く幸せだな。いい薦め方をしてもらったと思います。ありがとう御座いました!
- 作者: 業田良家
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 1996/06
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 426回
- この商品を含むブログ (218件) を見る
- 作者: 業田良家
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 1996/06
- メディア: 文庫
- 購入: 12人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (172件) を見る