業田良家 自虐の詩

東京の方から借りていた、業田良家自虐の詩』。酒を飲んではちゃぶ台をひっくり返す旦那と、それでも愛し続けることしかできない不幸な女、幸江。ただの悲しい夫婦を描いた四コマ漫画なのに、最後には妙な読後感を与える物語がある。超短編集を続けて読んでいたら、実は長篇になっていたような……、不幸なサザエさんみたいな話で、確かに「幸せな家族四コマ」に対する反発を描いたのかもしれないけど、こうくるか! と。これは本当に凄いですよ。絶賛や情報もなしに読めたのは凄く幸せだな。いい薦め方をしてもらったと思います。ありがとう御座いました!

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (上) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)

自虐の詩 (下) (竹書房文庫ギャグ・ザ・ベスト)