一弥とヴィクトリカが出会い、そして…… − 桜庭一樹『GOSICKs 春来たる死神』。しかしヴィクトリカ・アブリル・セシル先生の黄金比がジュブナイルポルノとしては完璧だな! と思ってしまうのは、キャラ小説として凄くいいという裏返しなのかもしれない。とまあ、最後の書き下ろし「序章 死神は金の花をみつける」では何故か目頭が熱くなりました。それだけ好きになっている自分に驚きつつも、赤川次郎「三毛猫ホームズ」シリーズを読んでいたころの、あの楽しさを思い出させてくれるなんて嬉しいなあ。イラストを全て見てから読むという暴挙をしたんだけど、もしかすれば一番楽しめる読みかただったのかも。ロバと馬のパズルは……、他でも見たような気がしますが有名なのでしょうか。
GOSICKs ―ゴシックエス・春来たる死神― (富士見ミステリー文庫)
- 作者: 桜庭一樹,武田日向
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2005/07/08
- メディア: 文庫
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