わかつきひかる 歌劇団プリンセス ― ふたりは一緒!

わかつきひかる既刊コンプまで残り二冊! というわけで『歌劇団プリンセス ― ふたりは一緒!』を読む。箇条書きにしてしまうと、サクラ大戦マリみてプリキュアになります。男役だと思っていた自分が姫に選ばれ、友人との仲は駄目になって、それに男っぽいし、だけどセックスを体験したら女らしさが出るのかも……、といった内容。この「女らしくない私を成長させる」→「そのためのセックス」というのは全く楽しめない不思議。僕が男だからなのか、女性が読めば面白いと感じるのかどうか。雑破業は「使えてなんぼ」と表現したけど、その次世代として、こういった作品を天然で書けちゃうのが、わかつきひかるなのかなあ。ちゃんと歌劇団としての見せ所は用意しているのは丸印ということで。