初っ端から道具にされている生徒会長、それを助けようとする剣道部エースのヒロイン、そして彼女に甘える後輩は餌にされ − 北都凛『桜 〜マリア様の放課後』。お約束の、中盤で浣腸と面前排泄。礼拝堂ではマリア様の前で男女入り乱れての悲惨な宴。それで締めかと思えば、後味が妙に悪いラストの一発。北都凛を例えるならセガールアクションほど合うものはない。無駄な要素を詰め込もうとしない姿勢。俺(作者)が楽しめればそれでいい。毎回同じ展開など、僕は読んでいて嫌いじゃない。パターン否定ではなくて、稚拙な小細工をするジュブナイルポルノほど、もうねえ以下略。しかし、北都凛の書く自慰を一度は読んでみたいものです。
- 作者: 北都凛
- 出版社/メーカー: フランス書院
- 発売日: 2004/01
- メディア: 文庫
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