山下卓『BLOOD LINK』の前日譚となる『果南の地』(イラスト:米村孝一郎)<暁鐘編><業果編>。マーケットプレイスの値段が異常で、どんなに今の作品が好きでも、それだけの価値があるとは思えない出来だというのが正直なところ。でも凄く熱かった。物語に引き込ませる導入と、後半まで続くハラハラドキドキさせる語り口調は流石。「えー、ブラリンの○○は××なのー!」というネタもありでファンは確実に楽しめる。流れはドヒャーな超伝奇ものと、年の離れた恋物語。しかし結局はどっちつかずで、無茶な作品を書いていたのだと驚きました。見つけたら即ゲット、だけどそうじゃないのが幸せなのかもしれません。超面白いんだけどね。
- 作者: 山下卓,米村孝一郎
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/10
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