MYSREC 2005 in 大阪 レポート(2005年11月29日)

報告やレポートが遅くなりましたが、MYSCON主催の「MYSREC 2005 in 大阪」に参加しました(参加者一覧)。「ミステリヘキサゴン」が3時間ほど(1班に1時間程度)、「汝は人狼城なりや?」は1時間半ほど、「ミステリタイトル・ジェスチャー」が半時間ほど? で、休憩などを合わせて5時間半と長丁場でしたが、時間を感じさせることもなく疲れることもなく、終始笑いのある楽しい場でした。スタッフの皆様、参加者の皆様、お疲れ様でした。ありがとう御座いました。
「ミステリヘキサゴン」の作家写真の名前当ては鮎川哲也都筑道夫などは分かりましたが、北森鴻が分からず、あれは赤川次郎に似ていたと思うのですがウ〜ン。ホームズ関連はほぼ未読なので全滅。漢字も「壊死」を「かいし」と読む始末。やっぱり小学校からやりなおすべきでしょうか。
「汝は人狼城なりや?」は、ロール・プレイの曲者。こればかりは説明を聞くのではなく、やってみないと面白さが分からないでしょう。疑心暗鬼になり、最終的に自分の発言さえ信じられず。このターンで、こういった指摘がベストなのかと帰ってからシミュレーションするのが面白い。
「ミステリタイトル・ジェスチャー」は、提示されたタイトルをジェスチャーで示して、チームに分かってもらう形式。『暗黒館の殺人』をどう表現しろと? 『夏と花火と私の死体』が印象強く残っています。
で、お疲れ様でしたで飲み会。年間ベストやら、マイ短編ベストやらを話す。クリスティの主作品など残しているので、その辺をボチボチと読んでいきましょうか。どのようにミステリを読んできたのかを訊かれ「母親の赤川次郎・西村京太郎・内田康夫を初期を読んで、中三で森博嗣京極夏彦と出会って……、最近は河出からでている『20世紀SF』が面白いですよ!」と話す。
で、一応のマイ短編ベスト5本です。クリスチアナ・ブランド『招かれざる客たちのビュッフェ』収録の「カップの中の毒」・赤川次郎『幽霊列車』収録の表題作・山田風太郎『忍法破倭兵状』収録の「忍法鞘飛脚」(ほぼ地雷ですが、本当に飛び上がった怪作)・『十三角関係 名探偵篇 ― 山田風太郎ミステリー傑作選 <2>』収録の「帰去来殺人事件」・梶尾真治『黄泉びと知らず』収録の「小壺ちゃん」(SFです)。
(もっと本棚をひっくり返せば変わるとは思いますが)こんな感じのことを考えつつ、遊びつつ、ミステリの話しをしつつ、心底楽しむことができました。なんかもう凄く発散できた気分です。本当、お疲れ様でした。

招かれざる客たちのビュッフェ (創元推理文庫)

招かれざる客たちのビュッフェ (創元推理文庫)