東海林さだお ケーキの丸かじり

年に一度は東海林さだおを読みたくなる波があるんですけど、身近に丸かじりシリーズを読んでる人ってあんまりいないのよね。かなり面白いと思うんだけどなあ。というわけで、食べ物エッセイ・シリーズ『ケーキの丸かじり』。表題作のクリスマスケーキを一人で食べる話しから、餃子とビールの話しなど。うーん、カリカリに焦げた餃子が食べたい……はともかく、「書評とは何か?」のような話題でも「読者が読みたくなるような文章を書く」(が正しいかどうかは別として)のように、食も同じく「食べたくなるような文章」(これは正しい)ってのは素晴らしいですね。食万歳。しかし東海林さだおも老けましたね、なんか。

ケーキの丸かじり (文春文庫)

ケーキの丸かじり (文春文庫)