大森望 現代SF1500冊 乱闘編 1975‐1995

ジュブナイルポルノをきっかけに読んだなんて大森望本人もいい迷惑だろうけど『回天編』に続いて『現代SF1500冊 乱闘編 1975‐1995』。87〜91年の「海外SF問題相談室」・90年〜の「新刊めったくたガイド」・75〜89年までのSF時評を収録。好きな作家をどうほめるのか(とくにミステリ)、嫌いな作家はどのように評価されているか(恩田陸など)の2点にポイントを絞って読んでみた。海外はもうガイダンスと割り切って読むしかないけど。一番面白かったのが「海外SF関係者生年表」で、そうか○○さんと10も違うのか! エロ本読んでる場合じゃねえぞ! と無駄に焦りを覚える(何故?)。とまあ、上下巻合わせて4000円以上しますが、海外SF短編ベスト集を教えてくれるなど、僕としてはお釣りがいっぱい来るぐらい良かった。

現代SF1500冊 乱闘編 1975―1995

現代SF1500冊 乱闘編 1975―1995