07th Storming Party ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編

昭和58年6月の雛見沢村オヤシロ様を祭る日、一人が死に、一人が消える雛見沢村連続怪死事件。その第7弾『ひぐらしのなく頃に解 皆殺し編』(製作・07th Storming Part)が期待を大きく上回っての衝撃作。伏線が一気に回収されて、特盛りのサービス展開。物語の上手さを引き立てる手法が分かりやすく、しかも効果的すぎるまでの演出になっているのでラストは冷や汗が吹き出る。いやー、満腹です。
蛇足で書いておくと、僕は「ひぐらしのなく頃に」をミステリか? と聞かれたら「うん」と答える。ただ「いや、ミステリじゃない」「『ミステリじゃない』という発言はおかしい」といった発言とやりあう気はない。僕はミステリだと思ってプレイしたし、「ひぐらしのなく頃に」を今でもミステリと定義しています(本格ではない、とは言うけれど)(「ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編」体験版は「ほぼ本格に成り得る」と濁すけど)。
さらに蛇足で、今までの物語分析・解体・解説にそれほど興味はない。するなら最後の最後に待っている「祭囃し編」予想のほうがずっと楽しい。