平山瑞穂 忘れないと誓ったぼくがいた

久しぶりに泣きに泣いた平山瑞穂『忘れないと誓ったぼくがいた』。急に消えたり、無視したりする織部あずさに恋をした僕。日が経つにつれ、僕の目の前からいなくなる時間が長くなり、感情が薄くなっていく織部あずさだったけど……。人を食わない初期の浦賀和宏を思い返したけど、段違いの上手さとシンプルさで、ついつい二度読んで泣いてしまう物語。久しぶりに「読み終えたくない」心地良い感触を堪能しました。

忘れないと誓ったぼくがいた

忘れないと誓ったぼくがいた