須賀しのぶ 喪の女王 (4)

民から愛され、貴族から恐れられた須賀しのぶ『喪の女王 (4)』。最終章というより女王バンディーカ編にしてくれたらいいのにブツブツ。第一線にいる女王の華麗にして残酷な人生の顛末が書かれた4巻は、とにかく悲して残酷。愛しても愛しても……『風よ、雪よ。』(186P)の言葉が切なく美しかったです。グスン。

喪の女王〈4〉―流血女神伝 (コバルト文庫)

喪の女王〈4〉―流血女神伝 (コバルト文庫)