ドラえもんの名を借りた日本の伝記マンガで、とても勉強になる良作。読んでみたのは、卑弥呼の後を継ぐことになる少女を中心に邪馬台国とその時代を描いた『卑弥呼 - 弥生時代』と、神童と呼ばれた少年が一大宗派を確立させるまでを描いた『空海 - 平安時代前期』。マジメに教科書として機能しつつ、ビルドゥングスロマンとして読んでも面白いのがミソ。とくに『卑弥呼』は、家族との別れや死を歴史とからめていて熱い。それと少女萌え。シリーズを集めてみたくなるほどのお薦めぐあい。95年初版なので考察など変わっている部分はあるだろうけど。
卑弥呼―弥生時代 (小学館版学習まんが―ドラえもん人物日本の歴史)
- 作者: あおむら純
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/06
- メディア: 単行本
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空海―平安時代前期 (小学館版学習まんが―ドラえもん人物日本の歴史)
- 作者: あおむら純
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1995/10
- メディア: 単行本
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