野村進 千年、働いてきました ― 老舗企業大国ニッポン

野村進『千年、働いてきました ― 老舗企業大国ニッポン』を読む。世界に類をみない、100年以上続く老舗が多く存在する日本。それら企業がどのようにして生き残り続け、また先端技術の場で活躍するのかを、軽い文体でドキュメントしている。なるほど”今”へと柔軟に対応しつつ、本書ではあまり語られていないが「これからも続けさせよう」とする意思が垣間見れる。そして、いい物が残されていくように、いい企業は続けさせられていくんだろうな。残っているプレッシャーを読んでみたかった。