コリン・デクスター キドリントンから消えた娘

2年前に失踪したままの娘から手紙が届くが、モース警部は”彼女は死んでいる”と推理を展開するコリン・デクスター『キドリントンから消えた娘』。人の話を聞いて推理を展開するのみ、とまあ構成は地味な作品。だけどモース警部の考えかたや、巧妙に隠された伏線の使いかたなど面白おかしく読ませてくれる。ついに犯人と対峙しての決め台詞! というところがたまらん良かったよね!? と語り合える友人がほしい。楽しんだところで、瀬戸川猛資の言及でも考えてみようかな。

キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

キドリントンから消えた娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)