2年前に失踪したままの娘から手紙が届くが、モース警部は”彼女は死んでいる”と推理を展開するコリン・デクスター『キドリントンから消えた娘』。人の話を聞いて推理を展開するのみ、とまあ構成は地味な作品。だけどモース警部の考えかたや、巧妙に隠された伏線の使いかたなど面白おかしく読ませてくれる。ついに犯人と対峙しての決め台詞! というところがたまらん良かったよね!? と語り合える友人がほしい。楽しんだところで、瀬戸川猛資の言及でも考えてみようかな。
- 作者: コリンデクスター,大庭忠男
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1989/12
- メディア: 文庫
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