子ども向けに編集されたミステリ・アンソロジの3巻目。加納朋子「月曜日の水玉模様」と、松尾由美「なぜ、助産婦に頼まなかったのか?」の、働く女性を主人公にした国内中編2本を収録する赤木かん子編『ミステリーセレクション ミステリーは仕事する』。コージー・ミステリと呼ぶにふさわしい作品は苦手なんだけど、これぐらいならあっさり読めるし(加納朋子、実は初めて。松尾由美は再読。なつかしいですね)、美味しいところどりなので面白くて当然なのかも。何を目的として組まれたのかわかりやすいアンソロジなので、大学ミス研にいる人なんかは参考書になるんじゃないかな(と言えた立場じゃないけど)。
- 作者: 赤木かん子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2007/03
- メディア: 単行本
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