冲方丁 オイレンシュピーゲル 2

2冊同時発売かと思いきや犬=オイレン版から先にでていた冲方丁オイレンシュピーゲル 2』を読む。ロシアの衛星がオーストリアに撃墜し、詰まれていた原子炉を狙って7つのテロ組織が動き出す、冲方が書く最高のジャンク小説。マルドゥック・シリーズほど読み応えはないものの、アウトプットされた断片が1つになっていく様は楽しませてくれる。同事件を書いた虫=スプライト版は7月末発売予定で、こちらもも楽しみ