ロバート・J・ソウヤー イリーガル・エイリアン

この面白さたまんねー! と一気に読めるロバート・J・ソウヤー『イリーガル・エイリアン』。エイリアンのファースト・コンタクトから、滞在先で起きた殺人事件をめぐる法廷ものに早代わりするのは説明するまでもなく、噂どおりSF・ミステリの傑作。どうトリックを見せるか、はあまり問題にされてなくて、エイリアンを無罪にするためにアプローチしていくってのを考えるとミステリじゃないのかも。まあ、なにより魅力は陪審員制度であって、読者が13人目になりきれるところが素晴らしいんだよね。そして結末が悲しく切ない(よね?)。

イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF)

イリーガル・エイリアン (ハヤカワ文庫SF)