今年1月1日。東京、六本木ヒルズまで字幕版を見にいった。劇場版の声優に関しては映画版「ザ・シンプソンズ」声優変更を考える会のBLOG(id:SERIZO)に詳しいので僕は記述しない。DVDで見れるシーズン9まで何度も通して見ているが、本当にファンが長年待たされただけあって、映像も素晴らしいが、爆笑に次ぐ爆笑の面白さで、外人を含めた会場一体を想像してもらいたい。
シンプソン一家が住んでいる町スプリングフィールドの汚染レベルが限界に達したので、アメリカ政府がEPA(アメリカ合衆国環境保護庁)を率先して、巨大な半球で町を閉鎖してしまう。そこから脱出して、町を救うためにシンプソン一家が頑張るというのが大筋。ここで200話「スプリングフィールドのゴミ戦争」を思い出させるし、それに対する台詞も伺えたのは嬉しい。
全て3Dで再現されていることが、楽しめるポイントの1つ。マニアックになっていけば、ピエロのクラスティがポーク・バーガーを口にするシーンは「クラスティの涙」を、リサとミルハウスのやりとりは「リサのときめき」「リサの結婚」などを、まさか「パパとママの恋物語」のパロディが出てくるとは……と知っていれば知っているほど面白い。だからといってファンのみが楽しめる内容に落ちず、入門の役割も果たしているといえる。
あまり知られていないが、ザ・シンプソンズの声優は少なく6人ほどで、誰が何役やったかのエンディング・テロップは嬉しい。配給から幕が閉じるまで、髄までしゃぶれる映画は始めてだった。
DVDは念願のオリジナル声優(オリジナルと付けることがおかしい)が入っているので、何度も見る予定だ。
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2008/03/19
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