旅にでる宋江だったが、出会うのは国の悲しみ、民の悲しみ。そして強敵青蓮寺の追っ手が嗅ぎつけてくる中、南の江州入りを果たそうとするが……。そして魯智深は北の遼に入ったものの、連絡が途絶えてしまう。
僕はどうにもこうにも宋江の魅力がわかっていなかったが、今回メインになったことで彼の熱い思いが伝わってくる第4巻。なんともこれといって話が進んでいるわけでもないが、面白いのは確か。宋江の志がよく見えてくる。ここらで一度休憩しようかと思ったものの、この展開は止められるわけもなく。
- 作者: 北方謙三
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/01/19
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 15回
- この商品を含むブログ (62件) を見る