北方謙三 水滸伝〈4〉 道蛇の章

旅にでる宋江だったが、出会うのは国の悲しみ、民の悲しみ。そして強敵青蓮寺の追っ手が嗅ぎつけてくる中、南の江州入りを果たそうとするが……。そして魯智深は北の遼に入ったものの、連絡が途絶えてしまう。
僕はどうにもこうにも宋江の魅力がわかっていなかったが、今回メインになったことで彼の熱い思いが伝わってくる第4巻。なんともこれといって話が進んでいるわけでもないが、面白いのは確か。宋江の志がよく見えてくる。ここらで一度休憩しようかと思ったものの、この展開は止められるわけもなく。

水滸伝 4 道蛇の章 (集英社文庫 き 3-47)

水滸伝 4 道蛇の章 (集英社文庫 き 3-47)