全7巻にしてシリーズも終わり。パチパチパチ。完結するライトノベルは、いいライトノベルだ。エヴァンゲリオンの二次創作に始まり、主人公(シンジ君)は世界の選択を迫られるが……。とりあえず敵と戦っていればストーリが進んでいたような、キャラの個性が没個性という、友人がプレイしているドラクエ3を見ているような奇妙さがある。中盤以降、ギュウギュウに詰められたプロットに困惑もしたが、キャラクタの行く末もふくめて、楽しく読めた1シリーズ。
解説は滝本竜彦。作品愛が、自分語りに変化していく過程は可笑しい。
- 作者: 加地尚武,中臣亮
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/08/06
- メディア: 単行本
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