安楽椅子犯人 - 湖岸の盲点 - 解答編

以前に書いた(id:h-moto:20080727:1217091646)、フリー・ゲーム、サウンドノベル『安楽椅子犯人 - 湖岸の盲点 - 小此木鶯太郎の事件簿 解答編』が公開されたので、さっそくプレイ。まさに”湖岸の盲点”とも呼べる点をついてきたミスに大満足。小説媒体のミステリではできないことを、ゲームならではの魅力でトリック証しを演出し、それからの流れも素晴らしい。
なにより、やっぱりいいミステリは考えることが面白い、と再確認させてくれたこと。そして、それぞれのミスを系統分けし、細かな解説を入れてくれたこと。ここがミステリの魅力だと教えてくれる。
これだけ良質だと感じたフリー・ゲームは『洞窟物語』以来かも。次回作に期待、ではなく、だからこそやりたいと思える作品に出会えた。
ちなみに”4つのミス”のうち、加々美(かがみ)湖から鏡を連想させるミス、ふやけるミスを考えている間に時間オーバー。かがみん! ツンデレ双子なのか。ナルトが押し上げられてるんだから……、と仕事でグロッキーになり過ぎていたことを挙げておきます。