新城カズマ 15×24

一人の少年が自殺しようとしている。自殺をほのめかす遺書メールが送信され、それを阻止しようとする15人が動き出す。電話、メール、インターネット。そして現実。タイムリミットは大晦日早朝から始まる24時間。
全6巻が刊行されてからと思っていたが『link one せめて明日まで、と彼女は言った』『link two 大人はわかっちゃくれない』『link three 裏切者! 』『link four Riders of the Mark City』までを出張中に読む。そして1週間ほどして全巻刊行されたが、僕はここで読むのを止める。それぞれの思惑がどうなろうと、少年が自殺しようと、ある人物の正体が誰であろうと、どうでもよくなってしまった……。無責任に言い放つが、この小説ではミステリが放つ、あの快感は得られないだろうと予想してしまったからだ。それならミステリ読めよって話しで、まさにその通りだ。
15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-1) 15×24link two―大人はわかっちゃくれない (集英社スーパーダッシュ文庫) 15×24 link three 裏切者! (集英社スーパーダッシュ文庫) 15×24 link four Riders of the Mark City (集英社スーパーダッシュ文庫 し 5-4)