森博嗣 赤緑黒白

赤に塗装された死体から事件は始まった。殺された男の恋人だったという女性から、保呂草は事件解明を依頼される。しかし第2の事件では、死体は緑に染められて……。
出張中に捨てるか売れるかできる本をと、古本で購入して再読。パリのブックオフで売ったら50セント。シリーズ完結となる作品だが、事件やトリックそのものはやや地味(Vシリーズ中、もっとも好きではありますが)。それを装飾するキャラクタ無双が豪華絢爛で、何度目かの再読であってもニヤニヤしてしまうのは、もう業である。

赤緑黒白 (講談社文庫)

赤緑黒白 (講談社文庫)