ごめんよ、アリス。僕は君を守れない。少女の写真を撮っていたルイス・キャロルが不思議な物語を語り始める表題作。テレビで一大人気を得た霊媒師は、ある少女の殺人現場での撮影を行うが……(「地獄はここに」)。宇宙船には、一人の青年が巧妙に隠れていた。人の良さからプライバシーを気にすることはなかったが……(「地球から来た男」)。SFの持つ楽しさと、社会性や批判を上手にまとめる作風は何時もの通り。やっぱり読み心地がいいので、新刊が出ると嬉しい作家の1人です。「地獄はここに」は、本当素晴らしいですよね。エロい。本当エロい。
- 作者: 山本弘,大石まさる
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/08/10
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 130回
- この商品を含むブログ (51件) を見る