冲方丁 テスタメントシュピーゲル 1

近未来ウィーン。人種・文化・技術が集結する国際都市ミリオポリス。警察部隊MPBに所属する3人の特甲児童たちは、それぞれの未来と過去を見つめようとしていた。しかし、またしてもテロ事件が発生。世界を震撼させる被害者。都市に眠る爆弾。その裏には”彼女たちの記憶”が深く関わっていた……。物語の終わりは、ここから始まる。
2つの組織 / 物語『スプライトシュピーゲル』と『オイレンシュピーゲル』が1つに交差する……。複雑に交錯する伏線は、それぞれの思いや欲望のもとに、1本の糸に収束されていく。圧巻の戦闘シーンに、悲惨な近未来描写。それでも自分の、そして心を支えてくれる人のために戦う少女・少年たち。ここ3年ほど再読しては年末ベストで挙げている両シリーズの最終章。高度に発達した中二病が当にこれ。本当素晴らしいわ。表紙からして全3巻予定だろうから、次は『スプライトシュピーゲル』視点で完全に合流して、そして最終巻かな。過去話も書いてほしい。

スプライトシュピーゲル I Butterfly&Dragonfly&Honeybee (1) (富士見ファンタジア文庫 136-8) スプライトシュピーゲル II Seven Angels Coming (2) (富士見ファンタジア文庫 136-9) スプライトシュピーゲル III いかづちの日と自由の朝 (3) (富士見ファンタジア文庫 136-10) スプライトシュピーゲルIV  テンペスト (富士見ファンタジア文庫) オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White (1)(角川スニーカー文庫 200-1) オイレンシュピーゲル弐 FRAGILE!!/壊れもの注意!!(2) (角川スニーカー文庫 200-2) オイレンシュピーゲル 参 Blue Murder (3) (角川スニーカー文庫 200-3) オイレンシュピーゲル肆  Wag The Dog (角川スニーカー文庫)