スティーヴン・ハンター 狩りのとき

ボブ・リー・スワガー海兵隊一等軍曹に襲いかかる弾丸。ベトナム戦争下で表れた謎のロシア人スナイパー。プロの闘いはあの地獄に置いてきたはずだった……。家庭を持ったボブを再び恐怖に追い詰めるのは、あいつなのか? 家族を守るために彼は銃を手にするが……。
伝説のスナイパー・ボブ・リー・サーガ3部作の最終章(この後もずっと続いているけど)。前作で父親の過去を清算し、今度はボブ自身の大きな過去であるベトナム戦争を終わらせる。終わった戦争にケリをつけるってのが、実にエンターテイメントしていて素晴らしいねえ。もう物語は終わったと、続きを読む気をなくしていたけど、これだけ安心して読める作家は数少ないので、また思いだしたように読んでいきたい。

狩りのとき〈上〉 (扶桑社ミステリー)

狩りのとき〈上〉 (扶桑社ミステリー)

狩りのとき〈下〉 (扶桑社ミステリー)

狩りのとき〈下〉 (扶桑社ミステリー)