泉和良 エレGY

パンツ姿の写真を求む! フリーゲームを公開するアンディー・メンテの管理人である僕(ジスカルド)は、壊れかけの女子高生エレGYと出会った。彼女が好きなのはジスカルドであって、僕ではない?
ゲーム作家ジスカルドよりは、僕の中では鏡音リン調教師のジェバンニPとして有名。デビュー作の本書も同じ匂いがプンプンした。主人公が電波少女を好きになってグダグダと悩むだけの痛々しい物語、これを好きになれるかどうかは読者次第だろう。ただ僕は『エレGY』が好きで、他の作者が同じものを書いても好きにはなっていない。3時間ほどで一気に読み終えられる、こういった軽さが嬉しい1作だ。
星海社文庫の栞紐は、近年稀にみる安っぽさで大変ガッカリした。

エレGY (星海社文庫)

エレGY (星海社文庫)