南直哉 語る禅僧

病弱だった幼少期、死への想像が止まらなかった。15歳で知った「諸行無常」。25歳で出家し、永平寺に入山。生きていくこと、死んでいくこと。永平寺での学びと、アメリカでの経験。禅僧は語る。
30歳の誕生日に京都国立博物館で出会った、といえば大げさか。なんとなく読んでみようと思ったことを覚えている。粗筋を回想しつつ、仏教のことをつらつらと書いたエッセイ集。国内出張の合間に読んできたので時間はかかったけど、ゆっくりと読めて実によかった。まだまだ学べることがたくさんある。

語る禅僧 (ちくま文庫)

語る禅僧 (ちくま文庫)