ミレニアム 1 ドラゴン・タトゥーの女

事業家を暴露する記事を発表した、月刊誌『ミレニアム』編集長のミカエル。しかし彼は名誉毀損で有罪になってしまう。責任から『ミレニアム』を去る彼だったが、巨大企業グループから妙な依頼がやってきた。40年前に起こったヘンリック一族の娘が失踪した事件を解決すれば、大事業家を破滅させる証拠を出すという。ミカエルは承諾するが、古びた謎と風変りな一族に翻弄される……。
06年「ガラスの鍵」賞を受賞したことや、全巻一気に文庫化、児玉清の帯に釣られて読んでみた。だけど、根本からイメージしていたものと違った……(ミステリとさえ思っていなかった)。色んな小説の魅力や要素が詰め込まれた1冊で、そこが魅力というか、中途半端な面白さというか。男女関係の味わいも薄さがいいのかなあ。中学生で体験したシドニィ・シェルダンを思い出した。とりあえずは、全部を読んでしまおうと思ってる。
ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (上) (ハヤカワ・ミステリ文庫) ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 (下) (ハヤカワ・ミステリ文庫)