日本推理作家協会賞受賞作『硝子のハンマー』の続編、謎のセキュリティー屋と美人弁護士のペアが謎に挑む。田舎の旧家で女子中学生が殺される表題作や、プロ棋士が殺された密室を書いた「盤端の迷宮」などを収録した中短編集。貴志祐介の書く奇妙な違和感、恐怖が伏線になっている。この繋がりが読んでる、謎が解ける楽しさになって、やっぱり上手いなと思う。国内ミステリが読みたいという声に応えてくれた1冊。表現・手法として凄く好きなミステリで、でもトリックだけ見ると、なんか、こう、一線を越えてる感じはあるよね。
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/09/23
- メディア: 文庫
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