伊坂幸太郎 モダンタイムス

システム・エンジニア、渡辺拓海の新たな仕事は出会い系サイトの仕様変更だった。簡単に終わるはずだった依頼は、先輩の失踪と、奇妙な外注先によって、不可解さを増していく。謎を追えば、襲いかかる刺客。彼らは何を検索してしまったのか。どうして、その検索だけがたどり着けるのか? それとも恐ろしい妻に浮気がばれたのか……。
伊坂幸太郎の書く近未来危機小説。漫画雑誌モーニングに連載されたのもあって、物語の止め時が見つからない。でもトータルで面白いかといえば、そうではなくて、その場その場で面白い。じゃあどう書けばいいんだ? という話しで、俺もそう思うとは思ってもいなかった(なんだそれは?)。『ゴールデンスランバー』(感想)面白かったよね。

モダンタイムス(上) (講談社文庫)

モダンタイムス(上) (講談社文庫)

モダンタイムス(下) (講談社文庫)

モダンタイムス(下) (講談社文庫)