400年来の宿敵にして、服部半蔵による不戦協定によって保たれてきた伊賀と甲賀の忍者一族たち。流派を超え、愛しあう青年と少女によって、その約束も必要なくなるかと思っていたが……。慶長19年、徳川三代将軍を決めるために、協定は解かれる。甲賀十人対伊賀十人。精鋭による代理戦争が始まる。その中には、彼らの名も書かれていた……。
7月28日が山田風太郎の祥月命日だったので、初めて手にした忍法帖を再読。冲方丁の帯”なぜ今なお、これほどまでに新しいのか!?”は良いね。この名前のセンス、続々と死んでいく仲間、策略、能力の特殊性。僕らの遺伝子に刻まれたものが多すぎる。ありがとう、山田風太郎。好きになって、本当によかった。
- 作者: 山田風太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/07/24
- メディア: 文庫
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (15件) を見る