過去に息子を誘拐され殺された新聞記者ジョージは、20年前に失踪した詩人キャサリン・カーの事件に触れる。彼女を通して出会う、新たな面々。そして事件に興味をもった早老症の少女アリス。ジョージはアリスとともに、残された詩と小説から彼女の足跡を追うが……。
トマス・H・クックは前作『ローラ・フェイとの最後の会話』(感想)から読み始めたので、ベテラン作家なのにまだ作家性が分かっていない。クック=強烈なサスペンス作家だと勝手に想像しているだけに、また作品との齟齬が強い(僕の責任)。まったく違う落ち着いた作品なだけに、代表作だけでも読まないと。
キャサリン・カーの終わりなき旅 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
- 作者: トマス・H.クック,Thomas H. Cook,駒月雅子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/02
- メディア: 単行本
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