エーランド島に暮らし始めたペール・メルネル。ある日、疎遠にしていた父ジェリーから電話が入り、気がすすまないまま迎えにいくペール。しかし、そこにいたのは傷ついた父だった。その直後、別荘は全焼。父は何に巻き込まれているのか? 父、娘、元妻、多くの悩みに晒されながら、ペールは父の暗い過去を探ることにする……。
『黄昏に眠る秋』(感想)、『冬の灯台が語るとき』(感想)に続くシリーズ3作目。エーランド島が舞台なので、もちろん元船長イェルロフもいる。エルフやトロールの民話を交え、住民たちの成長を描いた前向きな作品。しかしイェルロフの成長(衰退?)もあり、少し寂しいものもある。
- 作者: ヨハン・テオリン,Johan Theorin,三角和代
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/04/10
- メディア: 単行本
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