元売れっ子作家のホーギーと、誰もが知っている売れっ子女優で元妻のメリリー。二人の仲をギリギリでつなぎ止めているバセットハウンドのルル。ロンドンでの目的は、ロックンロールで神と呼ばれたUsのシンガー・トリスの自伝を書くためだが、彼の周りには暗い影が……。
森博嗣の100冊に入っていたことから読みたくて約10年……、ようやく。ノンフィクションのロック史と、そこに降臨していたトリスとの会話が交差して、不思議な読み応えがたまらない。オシャレすぎる会話が気になりつつも、物語の世界観に違和感がないのでそのまま読めてしまう。このシリーズもゆっくりと読んでいこう。
- 作者: デイヴィッドハンドラー,河野万里子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/03
- メディア: 文庫
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