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森博嗣 四季 夏

真賀田四季、13歳。人類の中でもっとも神に近い少女は、成長と共にその才能が周知され始めた。ある女性との再会、ある男からの誘拐、完成近づく孤島の研究所。変化する環境を巧みにコントロールしながらも、少女はただ1人の男に止められない感情を抱いていた……。
再読のため、過去の感想をリバイバル修正。旅行先で捨てられる本を再読。森博嗣に出会って、かれこれ15年経った今では、その賛否に耳を傾けることができるようになった。だけど本書の悪口だけは言わせねえ。天才が描いたコントロール可能な理想と未来。しかし時間だけは制御できなかった。作中で圧倒的な存在感と無敵性を見せたキャラが、唯一求めた人への依存。最高のファン・ブックであり、何度読んでも面白いシリーズ前日譚にしてクライマックス。『すべF』から始まる物語は、このためにあったんだ(キラキラした目をしながら)。

四季 夏 (講談社文庫)

四季 夏 (講談社文庫)