国際空港の警護任務についた警察部隊MPB。突如のハイジャック事件と、国籍不明のステルス戦闘機が到着。今までにない最高緊張度に達するミリオポリスだが、それは惨事の幕開けでしかなかった。国連ビルで行われる国際戦犯法廷に必要となる”何か”を巡り、中国の特殊部隊、そして謎の特甲児童たちが襲いかかる……。
Kindle版が安かったので再読。いやーもう、3巻あたりから白犬の心情に動揺しまくり。逃走シーン、ラストのガチンコ強襲ともに盛り上げる。同時刻の別事件を書いた『スプライトシュピーゲル 4』も傑作で、こちらと合わせることで見事なまでに面白さが引き出される。また、真相を知ってから再読することで、全く違う物語のように読めてしまうことも印象的だ。
オイレンシュピーゲル肆 Wag The Dog (角川スニーカー文庫)
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