法月綸太郎 怪盗グリフィン、絶体絶命

「あるべきものを、あるべき場所に」怪盗グリフィンに1通の依頼状が届いた。メトロポリタン美術館に展示されている偽物のゴッホを、本物と入れ替えて欲しいというのだ。しかしそれは仕掛けの1つ目でしかなかった……。
続編が出ていたことを知らなかったので、Kindle版で再読。初読の際は「おしゃれな海外ミステリを法月綸太郎が!」と大興奮だったんだけど、怪盗ものにそれほど気持ちが入ってないのか、読み返すとしっかりカジュアル・コミカル・ミステリだな(なんだそれは)。いやでも楽しく冒険心溢れる、海外ミステリ入門に相応しい1冊なので、かなり好きな作品ではある。