加納朋子 ささらさや

事故で夫を失い、赤ん坊のユウ坊と一緒に佐々良へ移住したサヤ。街で出会う癖のある不思議な人々。ユウ坊を養子にしようと狙う義姉。でも困った時は、何時もそばにいてくれる夫が、誰かの体を借りて助けに来てくれる。サヤたちに、会いに来てくれる……。
初めての加納朋子。物語よりこういった綺麗な瑞々しい文章を書ける作家が読めてよかった。序盤の悲壮感がとても良かったけど、後半は個性強いキャラクタたちが主張しすぎか、ガチャガチャした印象で終えてしまった。何時も読みたいわけではないけど、読書に疲れた時用にストックしておこう。

ささら さや

ささら さや