冲方丁 スプライトシュピーゲル 全4巻合本版

近未来ウィーン。人種・文化・技術が集結する国際都市ミリオポリス。宗教、国家を狙うテロ事件が相次ぐ中、特技増強された少女たちが立ち向かう。弾丸のように飛び交う3人の妖精『スプライトシュピーゲル』。彼女たちは夢を見るのか。
ライトノベルを読んだり、アニメを見てると、シュピーゲル・シリーズを再読したくなるよね(強制)。スプライトをストレートで読み終わった結果、テスタメント2を再読したくなるんや! レベル3分が足りひんのや。電脳戦してくれや、と結局喉がカラカラに乾いただけだった。しかし『スプライトシュピーゲル4 テンペスト』は何べん読んでもプロット、暴力性、絶望感、最後の盛り上がりが溶け合って、読み心地は格別だ。