その囚人は狂人か、それとも怪物なのか。人形を盗んだ幼女絞殺犯が語る、犯行までの生い立ちと甘美な思い出。戦時下の青年期、僕が出会った美しい兄妹と、その周辺で起こった不可解な死の真相とは。
復刊希望! 幻の名作ベストテン第2位だそうで、恩田陸が帯で「吸血鬼+サイコパス+警察小説」と全て書いてしまっている。読み応えはメフィスト賞前の講談社ノベルスみたいだったな。始終ぼんやりとした語り口と捜査で、最後に一気に真相に駆けつける……。これ名作古典といわれるあれじゃないですか。流石にどうなの。
- 作者: 小泉喜美子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/08/04
- メディア: 文庫
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