フェルディナント・フォン・シーラッハ カールの降誕祭

日本人女性に恋をしてしまったパン屋の主人。見本のような生活を送ってきた裁判官。没落する貴族としてプライド高い母に育てられたカール。シーラッハから、3つのクリスマス・プレゼント。

そうそう、シーラッハはこういった作品が読みたかったんですよ。『犯罪』『罪悪』を思い出させてくれる、奇妙な物語と静かな読後感。シンプルでいてその一撃が強烈。Kindle版が安かったので、価格とボリューム合わせて超満足してしまった。

カールの降誕祭(クリスマス)

カールの降誕祭(クリスマス)