鎌倉で静かに店を開くビブリア古書堂。本狂いの店主と、読書に抵抗感のある俺は、今日もお客から奇妙な依頼を受ける。亡くなった男性には、家族に知らされなかった愛人がいた。彼女に残されたのは江戸川乱歩のコレクションと、特別に作られた金庫。その中には驚くべき何かが保管されているというが……。
栞子vs.母と二大書狂が激突。ここまで酷くはないけど、語れる情熱を持っている姿には共感と大変な憧れを感じる。連作短編かと思いきや、江戸川乱歩に相応しいボリューミーな長編だった。乱歩は代表作だけでも読んでおきたいなあ。
ビブリア古書堂の事件手帖4 ?栞子さんと二つの顔?<ビブリア古書堂の事件手帖> (メディアワークス文庫)
- 作者: 三上延
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/09/05
- メディア: Kindle版
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