伊坂幸太郎 マリアビートル

東北新幹線に乗り合わせた、酒に溺れた元殺し屋の木村。大物の息子を連れて帰るコンビ、檸檬と蜜柑。悪魔が中学生に化けた王子。運のない殺し屋の天道虫。それぞれの目的が複雑に絡み合い、どう落とすか決められない殺し屋たち。上野から盛岡までのノンストップ狂想曲。
グラスホッパー』に続く、殺し屋シリーズの2作目。それぞれのキャラのテンションが高く、視点がコロコロ入れ代わり、絡み合っていく物語が最高。コメディーになってしまいそうな世界観なのに、キャラはクールに見えて、展開が熱いからたまらんなあ。前作はほぼ覚えていないけど、この1作でも十分楽しめる。